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malletech社のマレット その2 [mallet]

かなり前ですが、『malletech社のマレット』というタイトルで、ブログに記事を書いたので、今日は『その2』です。

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上から、
斉藤楽器・シロフォン&グロッケン用ハイハードB-1
「旧マレッテック社グロッケン用OR45R」

その下の4種類が、今回入手したマレットで、
オーケストラシリーズOR45R
オーケストラシリーズOR42R
ナチュラルラバーシリーズNR36Rブラック
ナチュラルラバーシリーズNR29Rグレー

その下2種類は、以前購入したベッカー先生シリーズのBB34(青い方)とBB32(ゴムが巻いてあるツートーンマレット)です。

今回は、オーケストラのトラで、木琴とバス木琴のパートがあるので、オーケストラで使う木琴に色々試してみました。
使用感は、あくまでも、個人的感想です。

「オーケストラシリーズOR45R」
グロッケン用に、と宣伝もしてあるとおり、重さがグロッケンの鍵盤を鳴らすために充分で、鍵盤を叩いた時の打点音が、濁らないので、PP〜FFまで、とても出しやすい優秀なマレット。
木琴にも使えるけど、倍音はOR42に比べて出ないので、やはりグロッケン用なのかと思う。

「オーケストラシリーズOR42R」
堅さはOR45と変わらないけど、これは「木琴用」と宣伝してあって、何が違うかというと、叩いた時の倍音の鳴り方。オーケストラやアンサンブルで木琴の音色を際立たせたい時とか、木琴らしい音色を出したい時には、やはり、これを使いたいと思った。

「ナチュラルラバーシリーズNR36R」
他のマレテック社もそうだけど、ヘッドの重さが音盤を鳴らすために計算されているような、心地よい重さ。柄とのバランスが素晴らしくて、ずっと使っていても手が疲れないような感じ。グレーと比べると、固いので、ラグのようなソロ曲で使うには、ちょっと耳が痛くなりそうな感じだけど、4オクターブ1台で、木琴とバス木琴を引き分ける時には、両方に使えるフレーズもあるので、便利だと思う。グレーだと高音を木琴らしい音色で出すには無理があるので。

「ナチュラルラバーシリーズNR29Rグレー」
NR36と同じく、バランスが素晴らしい。ラグのようなソロ曲を弾く時、とても良い。バス木琴も、充分音盤を鳴らしたい時には良い感じだけど、木琴らしい音色をだすには、ヘッドが少し柔らかいと思う。

ちなみに、ベッカー先生シリーズのマレットと比較すると、NR29の音色と、ゴム巻きのBB32の音色がやや近くなるのですが、BB32はツートーンなので、強く叩くと、OR42位の固い音色になります。
BB34もハードマレットですが、オーケストラシリーズと比べると、倍音の鳴り方が少ない。なので、好みですが、ソロで長い曲を弾く時には、BB34は、とても良いけど、オーケストラやアンサンブルの中では、音が埋もれてしまう気がします。逆にソロ曲をOR42で弾くと、耳が痛くなりそうです。

とにかく、今回購入して、改めて、マレッテック社のマレットは、優秀だ!と思いました。
同じように見えても、こんなに違う、木琴のマレットたちなのでした。



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