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Jack Simpson 〜ジャック・シンプソン〜 [xylophonist]

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British Pathéに、数々の素晴らしい映像アーカイブが残っています。

British Pathé Jack Simpson

その映像の多くは、ジャック・シンプソンSEXTETというバンドでの演奏のものです。
SEXTETの編成は、ウッドベース、アコーディオン、ギター、ジャックの担当する鍵盤打楽器、を基本に、ピアノ、バイオリン、時にはオーボエやテナーサックスが入ることもありました。歌手のベティ・ケントが一緒に歌うものもあります。

とにかく、アンサンブルによる緻密で繊細なバランスというか、リズム感というか、残されているレコードの数々と映像を照らし合わせてみると、その高度な音楽技術に驚かされます。

SEXTETの演奏を集めたCDがあります。
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そのブックレットに書かれたことをざっくり要約すると、
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1906年9月6日 ロンドン生まれ。
父 Herbert Fisher Simpson はポピュラーソングの作曲家。

1933~1935年 Jack Payen’s Bandで演奏。(このバンドがかなり有名だったのか、初期のジャックのことを紹介する映像で「Jack Payneの主要奏者」のように紹介されています)

1936年頃〜 Piccadilly Hotel で演奏するSydney Kyteのバンドに参加(そのバンドが後に活動拠点を広げるときには退団)。Pathetoneの録音は、彼自身のタンゴバンドで行っていた。

木琴を必要とされるバンドでは引っ張り凧で、Ambrose, Freddy Gardner, Jack Hylton, Ronnie Munro, Phil Green, Lew Stone, Jay Wilbur など様々なバンドで演奏した。

1938年頃から ハワイアンバンドで演奏。
1940年 ジャック・シンプソンSEXTETを組み、1941年4月にはRex (レコードレーベル) で録音を始める。
1942年 Jackとそのグループ・Freedom Boys がDecca レコードのレコードのメドレーシリーズの録音を始め、それはMusic While You Workシリーズとして出版された。彼らフリーダムボーイズは、約200回のラジオ放送も行った。それに伴い、徐々にSEXTETでの録音が減少。
1945年 Parlophoneレコードで演奏を始める。

40代後半(1950年代中頃)にSextetを辞め、ソリストとして活動をするが、1958年に突然アメリカ・カリフォルニア州へ移住。その後、病にかかり1960年には演奏をリタイア。ガードマンとして働いていた経験もあることから、移住後、保険会社のセールスマンとして働いていた。
1977年5月7日、70歳で死去。

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私の手元には、REX、Parlophone、Regal Zonophone(オーストラリア製とイングランド製)が合わせて16枚ほどありました。
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ポッドキャスト「レラ通信」で音を聴くことができます。

エピソード8「Jack Simpson」

エピソード8の2はジャックの演奏だけをまとめました。

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