コロンビアの謎、解けました! [instrument]
以前、「コロンビアの謎?」で取り上げた、聖和大学の木琴について、分かりました!
京都在住の木琴奏者、通崎睦美さんから教えて頂きました。
この楽器は、ミヤカワマリンバ、という、会社が作っていた木琴でした。
上の写真は、昭和34年に出版された、平岡養一さん著『最新木琴教本』に掲載されていた、ミヤカワマリンバの広告。
この教本の中には、鍵盤の幅が、聖和大学の物よりも広くて大きな木琴が掲載されていました。
詳細は、通崎さんが、いずれ、発表して下さるものと思うので、ここには書きませんが、この、聖和大学の楽器の広告も、ありました。
これ↓
この『CM-450』で、1965年(昭和40年)冬至、現金正価で56,000円だったものなので、多分、今の価格にして70〜80万円くらいの価値がある楽器ではないかと思います。
FからFの4オクターブ。
広告には、『ミヤカワマリンバの伝統・コロムビアの音響技術』を結集した、とあって、この頃のもの作りの心意気みたいな、熱い思いを感じました。
鍵盤の材料は、正確なところは、DNA鑑定とか必要なのかもしれないけど、おそらくは、国産の木かと思います。
オノオレカンバ、という文字通り、とても固い木だったのではないかと。
構造が気になったので、聖和大学を再び訪れて、分解させて頂きました。
↑
鍵盤と、パイプ、外側のケタを外したところ。
コンパクトで、シンプルです。
↑
最近のマリンバには、側板を繋ぐのに、板の大体中心に付いている棒が、この楽器では、上部についていて、棒は、写真で見える大きなネジで、留めてありました。
↑
鍵盤とパイプの間隔をかえる機能(鍵盤=木、パイプ=金属、なので、温度や湿度によって響き方が変わります。そのギャップを埋めるために、この機能がついています)は、3段階で帰ることが出来るように、溝がありました。
鍵盤の幅は、最高温で、大体2センチくらい。かなり細いですが、音色は、コロコロと澄んでいて、今でも良い音で鳴っています。
謎が解けて、スッキリ、というよりは、なんというか、日本の物作りをすごく感じて、「あー、やっぱり、知らないことだらけだ!」と、日本の木琴の歴史に益々関心が深まりました。
通崎さん、有り難うございました。
(通崎さんの「いえいえ」という声が聞こえてきそうです)
コロンビアのなぞ? [instrument]
(実に、一ヶ月以上も空いてしまった更新です(..;))
今年の3月、西宮にある聖和大学附属幼稚園で演奏させて頂いた時のこと、楽器を大学にある木琴をお借りして演奏しました。
それが写真の楽器ですが、すごい年代物ということはよく分かりましたが、ロゴの『COLOMBIA』は、コロンビアレコードなのか、不明でした。
先日、家でレコーディングがあったとき、クニさんやエンジニアさんと会話をしていたとき、その木琴の名前『コロンビア』が出ました。
聴くと、クニさんがデビューして間も無い頃、初めて手にした、今で言う『エレピ』に『COLOMBIA』と書いてあった、とのこと!
もう一つ、今40日才代半ばのエンジニアさんが子供の頃、伯父さんから「貸してあげる」と言われ手にした古~いエレキギター=金属性の箱のような物に弦が張ってあったそうです、にやはりこの文字が!
( ̄□ ̄;)!!
ネットで『コロンビア』と検索しても、レコード会社しか出てきませんが、関係はあるのでしょうか?
今年の3月、西宮にある聖和大学附属幼稚園で演奏させて頂いた時のこと、楽器を大学にある木琴をお借りして演奏しました。
それが写真の楽器ですが、すごい年代物ということはよく分かりましたが、ロゴの『COLOMBIA』は、コロンビアレコードなのか、不明でした。
先日、家でレコーディングがあったとき、クニさんやエンジニアさんと会話をしていたとき、その木琴の名前『コロンビア』が出ました。
聴くと、クニさんがデビューして間も無い頃、初めて手にした、今で言う『エレピ』に『COLOMBIA』と書いてあった、とのこと!
もう一つ、今40日才代半ばのエンジニアさんが子供の頃、伯父さんから「貸してあげる」と言われ手にした古~いエレキギター=金属性の箱のような物に弦が張ってあったそうです、にやはりこの文字が!
( ̄□ ̄;)!!
ネットで『コロンビア』と検索しても、レコード会社しか出てきませんが、関係はあるのでしょうか?
『シロリンバ(ザイロリンバ)』とは? [instrument]
先日の平岡養一さんのCD紹介の文で『シロリンバ』という楽器名を書きました。
ウィキペディアだとこんなふうに紹介されていますが、
これだとちっともイメージがわかないような気がします。
英語だとこんな感じ→Xylorimba
もうちょっと分かりやすい文章で、と思い、ただいま翻訳中。
おおざっぱに言うと、
マリンバのようなチューニング方法で調律された
割合大きめの木琴のこと。
シロフォンの調律は、ADAMSなど、
一部の楽器メーカーは、倍音の調律をオクターブに設定している物もありますが
日本のメーカーはじめ、殆ど「クイントチューニング」といって
倍音をオクターブと5度上に設定して調律されています。
シロリンバは、調律がマリンバのようにオクターブチューニング、と
思われそうですが、実際は特にそういう決まりというか、
そう調律された物をシロリンバという、と記述されている物は無いらしいです。
調査続行中
ウィキペディアだとこんなふうに紹介されていますが、
これだとちっともイメージがわかないような気がします。
英語だとこんな感じ→Xylorimba
もうちょっと分かりやすい文章で、と思い、ただいま翻訳中。
おおざっぱに言うと、
マリンバのようなチューニング方法で調律された
割合大きめの木琴のこと。
シロフォンの調律は、ADAMSなど、
一部の楽器メーカーは、倍音の調律をオクターブに設定している物もありますが
日本のメーカーはじめ、殆ど「クイントチューニング」といって
倍音をオクターブと5度上に設定して調律されています。
シロリンバは、調律がマリンバのようにオクターブチューニング、と
思われそうですが、実際は特にそういう決まりというか、
そう調律された物をシロリンバという、と記述されている物は無いらしいです。
調査続行中