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木琴の子守歌・平岡養一 [CD]

帰宅したら、アマゾンから届いていました↓

木琴の子守唄

木琴の子守唄

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: フォンテック
  • 発売日: 1993/09/25
  • メディア: CD



写真がなかったので、携帯で取った物を↓
image.jpg


1977年に録音された物で、収録曲は、
*アイネ・クライネ・ナハトムジーク(モーツアルト)
*G線上のアリア(バッハ)
*ラ・セレナータ(トスティ)
*ハンガリアン狂詩曲(ポッパー)
*メリー・ウィドウ(レハール)
*ラ・クンパルシータ(ロドリゲス)
*モッキングバード・ファンタジー(ストービー)
*セヴィリヤの舞姫(グルーノウ)
*ジー・ウィズ!(ブルック)
*人力車(ハッチ)
*日本狂詩曲(貴志康一)
*子守唄・おやすみなさい(平岡養一)

大好きな「モッキングバードファンタジー」が収録されていて、プログラムノートを読むと、平岡養一さんも大好きだった曲で、当時録音されたSPレコードを聴きながら練習したという・・・。
ちょっと感激でした。

楽器は現在では「xylorimba」と言われる、タイプの木琴で、現在その楽器は京都在住のマリンバ&木琴奏者、通崎睦美さんが、所有していらっしゃいます。
今、日本で『木琴奏者』と言えるのは、通崎さんだけかもしれません。
通崎さんが同じ楽器で演奏しているCDもあります↓

1935

1935

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ALM RECORDS
  • 発売日: 2007/08/07
  • メディア: CD



すっごく『品がよい』感じできれいな音楽のCDです。
いつか、生演奏を聴いてみたいです[るんるん]

話を戻し、
平岡養一さんのCD、ライナーノーツを書いているのは、故岩城宏之さんと有賀誠門先生。でも、肝心の、平岡養一さん、その人のことが書かれている物が何もなくて、ちょっと残念。

演奏は、
なんていうか、テクニックのすごさを通り超えて、『音楽』が物凄く伝わってくる、聴いていてライブ感が味わえる、そんな音でした。木琴が大好きだ、ってう感じが伝わるというか。
個人的には、貴志康一作曲の『日本狂詩曲』の素晴らしさに圧倒されました。この曲、多分、戦前に書かれた物だと思います。原曲が木琴の貯めに書かれたかどうか、今は分からないけれど、そうだとすれば、これって、物凄いことだなあ、と思います。
いつか弾いてみたいです。
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Masters of the Xylophone [CD]


Masters of the Xylophone

Masters of the Xylophone

  • アーティスト: Green
  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2008/10/14
  • メディア: CD



アマゾンで検索したら、画像は出てこなかったので、
代わりに表紙のイラストを。↓
image.jpg


GHグリーン氏の書いたイラストです。
1946年に突然、演奏をやめてしまったグリーンは、
その後、新聞に風刺画を描くイラストレーターになりました。
(この話もまた後日・・・)

さて、紹介するCDですが、
んも〜〜〜う、感動物です。
聴けば、木琴に対する見方が、ぐるっと(360度、だと、元に戻ってしまうか)180度、変化する、そういう代物です。

(個人的な思いを・・・[ペン]
一昨年のラグタイムシロフォン講座の時、2日目から楽器のことや歴史についてのレクチャーがありました。
まず、楽器の歴史と、マリンバとシロフォンは何が違うのか、という話題。
その後、エジソンが発明した蓄音機と木琴の録音に関する話を聞いたのですが、『ビンテージ』録音演奏と時代を追って、各時代のレコーディングアーティストの音を聞きました。
最初はチャールズ・ロウが演奏している1905年に録音された『アメリカンパトロール』。
涙が出ました(;O;)
初めてこれを聴いた日本人は誰だったのかなあ、という気持ちと、その人が初めて聴いたとき、どんなに感動しただろうか、という想像が頭の中を駆け巡り、今では当たり前のようにマリンバで演奏されていて、私もコンサートではほぼ必ず弾く、この曲に対しての見方が変わりました。

で、この後も『ワシントンポストマーチ』や『ディルピクルス』『モッキンバードファンタジー』などを聴いていったのですが、レクチャーの3日目と4日目、2日間にわたってGHグリーンの演奏を聴きました。

冒頭にも書きましたが、グリーンの演奏を聴いて、なんていうか、『木琴ってこうだったのか!!!』という衝撃をうけたというか、私にとって『人生を変えた一枚』です。
木琴、っていうのは、人を幸せな気持ちにさせる楽器、ってことも再確認した瞬間でした。
そのくらい、グリーンの演奏は、(言葉が見つからない[モバQ]
素晴らしいです[ぴかぴか(新しい)]

収録されているのは、GHグリーンと当時の名ピアニストフランク・バンタとの演奏の他、兄のジョー・グリーンとの演奏、ピアノ・サックス・シロフォンの『All Star Trio』の演奏も入っています。
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リンク先の説明 [other]

右側に貼ってある、リンク先の説明を・・・[ペン]

まずは、英語のサイトから・・・

PAS
米国最大の打楽器協会『パーカッシブ・アーツ・ソサエティ』略してPASのサイト。
打楽器に関する膨大な情報が掲載されています。
特に、おもしろいー!と思ったのは、ウェブミュージアムである、PASが保有する珍しい楽器のサイト↓
Online Museum Tour
オクタリンバ(一つの鍵盤がオクターブ違いで2枚付いている、12弦ギターの木琴版)とか、クレストンのコンチェルトの原譜とか、色々あって面白いです。
PASの日本支部は洗足学園大学の岡田先生(大学時代の恩師)が支部長になって運営しているとおもいます。

Green Music
GHグリーンの子孫、ルー・グリーン氏のサイト。
Joe & Georgeグリーンの録音の他、今活動しているノベルティオーケストラのことが掲載されています。

George Hamilton Green
GHグリーンについて、他のウェブとリンクして紹介しているサイト。
特記項は『エジソンレコード』のカタログページが紹介されていて、そのカタログ、オーダーも出来るみたいです。

エジソンは、あの偉人伝で語られるトーマス・エジソンその人のことで、1877年に初めての蓄音機を発明。その後、1888年(明治21年)に、『エジソン・レコード』というレコーディング会社を設立して、それが、その後木琴が普及することにすごく関わっています(これについては、また後日)。
そんな関係。

Century Mallet
打楽器メーカー老舗でもあり、マリンバやシロフォンを現在ある形に製造した『DEAGAN』社の歴史についての情報や、楽器・マレットの修理サービスをしている会社。
写真の建物を見ると、DEAGAN社の物みたいだけど・・・。

Malletshop.com
ビンテージ打楽器の通販をしている会社。海外への販売もしているみたいで、カタログを見ると、欲しくなります。

NEXUS
世界的に有名な打楽器アンサンブルグループ『ネクサス』のサイト。ラグタイムシロフォン講座の講師ボブ・ベッカー先生は、創設者の一人。1920〜1930年代の「ノベルティ・ザイロフォン・ミュージック』の現代への普及は、このネクサスの演奏による発掘がなかったらありえなかった、と言えます。沢山の記事やメンバーの紹介が掲載されています。
日本にも何度も来日していて、私は学生時代に何度か公演を見ました。

mostlymarimba.com
マリンバやシロフォン始め、打楽器関連の楽譜、楽器、マレット、CDを販売しているサイト。
何度か注文したことがありますが、輸送費は高いけど、海外からと思えないくらい、速く確実に届くのでとても重宝しています。
GHグリーン作品をシロフォンソロ&4マリンバアンサンブル用に、ボブ・ベッカー氏とビル・カーン氏がアレンジ多作品群があって、その殆どがこのサイトから購入できます。

ここからは日本語サイト・・・↓

YAMAHA percussion
日本を代表する楽器メーカーでもある、ヤマハの打楽器関連サイト。
安倍圭子先生始め、いろんなマレット&打楽器奏者のインタビュー記事が動画と併せて掲載されています。
とても刺激を受けるインタビューでした。

Korogi - Kori
素晴らしい音色のマリンバを作っている、こおろぎ社のサイト。
(個人的に)歴史のサイトがあるのですが、このパートがすごく好きです。社名の由来も「あー、やっぱりそうなんだ」って、気持ちが和むというか。
年に一度ほど、技術のYさんが、北海道にも来て下さって、音板の状態を見て下さいます。アフターサービスが丁寧なんだなあ、と感動。鍵盤のチューニングに関することも沢山お話しを伺いました。
海外だと「KORI」という名前でこおろぎ社のマリンバが普及してます。

Saito
こちらも日本を代表する鍵盤打楽器メーカー、斉藤楽器。
去年の暮れ、工場見学をさせて頂きました。
小学校や中学校の教育用楽器には、沢山の斉藤楽器社製の楽器があると思います。そのためか、リペア用のひもやゴムも、充実していてアフターサービスが受けやすい、そんな印象を受けました。
マリンバや木琴も素晴らしいけど、グロッケン・ビブラフォンなど、鉄琴も鍵盤のクオリティが優れていることを感じました。

Japan Xylophone Association
日本木琴協会のホームページ。
マリンバとシロフォンの違いについて書かれているページもあります。


以上、また他に情報を得ることが出来たら、リンク、増やしたいと思います。
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Tips to The Xylophonist [Tech Info]

昨日の『Hints on Practical Studies』に引き続き、
GHグリーンの教則本『Instruction Course』に掲載されている
『練習のルール』を紹介します。

*  *  *  *  *  *  *

G・ハミルトン・グリーンのシロホン奏者への助言
(マリンバとビブラホンを含みます)
練習のルール

1.楽器の前に丁度中心に譜面台を置き、楽譜がキーボードから約2インチ上にくるように、譜面台を調節してください。

2. 練習するとき、手は低くキープします。演奏するとき、両手の小指は殆ど鍵盤に触れるくらいです。

3. 常に手首から叩くこと。腕の動きで叩かないように。音符を叩こうとマレットを上げるとき、手首の動きだけ、使うこと。前腕を動かしてはいけません。

4. 常に、マレットを低く保つこと。これは、速度を得るために不可欠です。音符を叩くとき、必要以上にマレットを上げてはいけません。より低く保つことがより良い方法です。6インチ、マレットを上げ下げすることは3インチだけ上げ下げするより時間がかかる、ということを覚えていて下さい。

5. 常に安定したテンポを保つように。これは、大変重要です。

6. 常に、どの音符にも正確な音価を与えるように。例えば、もし、4分の4の小節に8分音符があり、次の小節には全音符があるとき、両方の小節は等しく同じカウントと同じ拍子であるべきです。多くの生徒は早く弾きたいと切望し、伸びる音に正確な拍を与えない習慣があります。これは、避けなければいけない間違いです。

7. 練習するとき、全ての音符は正しく演奏されるべきである、と言うことを心に留めて置くように。私は、殆ど全ての木琴奏者が速いスピードで演奏したい、と願っていることを理解しています。しかし、間違った音符で早く弾く、ということは、明らかに時間の無駄です。早さの秘訣は、鍵盤に関する完全な知識で正確に演奏する、ということに他なりません。ですから、まず、そうできるくらい速度を落とし、全ての音符を正確に演奏することにより、楽器に関する完璧な知識を得ること。それから、どんな曲を演奏するときでもより良く熟知出来るようになったとき、あなたはテンポを上げることが出来るようになり、しかも、全ての音符を正確に弾けるようになるのです。

8. あなたのプレーヤーとしての成功は、あなたの練習に対する能力のうえに成り立ちます。結果を得るためにあなたは練習しなければなりません。そしてたくさんするほど、結果は早く出ます。

『PRACTICE MAKES PERFECT(習うより慣れろ)』は古い決まり文句ですが、常に心に留めて置くと良いです。良い練習習慣を身につけるために、ちょうどあなたが毎日練習に備えてどれくらいの時間を費やすことができるかについて決めてください、そして、できれば、毎日同じ時間を選んでください。もし、あなたが午前中に2時間、午後に1時間練習するとしたら、これは、従うべき大変良いルティーンで、毎日するように心がけて下さい。もし、あなたが音楽以外の他の仕事が日中にあり、毎晩2時間と仕事前の30分を練習に使えるならば、これもまた素晴らしいことです。要点は、ムラがない練習に使える可能な限りの時間を獲得し、毎日同じ時間連取する習慣を作り、何にも練習の邪魔にさせない、ということです。私は常に、生徒へ、最低2時間練習するようにアドバイスしています。ルティーンを作り、最も早い結果を得ることでしょう。

9. シャープとフラットを含む列は、ナチュラルを含む列の上に置かれているべきです。あなたはより速く正確に演奏出来るようになるでしょう。なぜなら、そうなっていることによってシャープやフラットがあなたに近くなり手を伸ばす必要がなくなるからです。

シャープやフラットを叩くとき、常にあなたから一番近い、鍵盤の端を叩くように。これはあなたに多大な速度と正確さの発展をもたらします。端を叩いたときの音は、真ん中を叩いたときと同じくらいきれいな音が出る、ということが分かるでしょう。ロールで持続する音を出すときは、マレットを一つは鍵盤の中央、もう一つは端に置いて弾きます。私はこの方法を自分のレコーディングを含む、全ての演奏でやりました。もし、端を叩いた音が劣っているとすれば、きっとそれは録音にも現れるでしょう。

10. 技術的な勉強を犠牲にすることを代償にして、あなたの勉強の全てをポピュラー音楽やジャズに捧げないでください。上手にポピュラー音楽やジャズを演奏するために、楽器に関する完璧な知識が必要である、ということを忘れないで下さい。そしてそれは、正当で良い練習と勉強からのみ得られる物です。

11. 正しいハンマリング(手順)を発達させること。もし、いくらかの選び出された手順があなたにとってやりにくい方法だとしても、それは変更しないように。なぜなら、それは、両手の完璧な技術発達のために書かれているからです。

12. 全てのワークで使うべきマレットについて。
私は、1インチのボールが付いた、柄が13インチの長さの物を勧めます。より多くの正確さを得るために、マレットの柄は、かなり堅くしっかりしていなければなりません。先端の1インチのボールは、固すぎないこと。木や極端に固いゴム球は、叩くときに生ずるへこみで楽器を駄目にするだけでなく、その音が耳にも不快になるので、避けるべきです。私は、3/4ハード(ミディアムハード)のゴム球のマレットを演奏に、1/2ハード(ミディアムソフト)又はソフトのゴム球マレットを練習に、勧めます。良いバランスのマレットを選んで下さい。重かったり扱いにくい物であってはなりません。

*  *  *  *  *  *  *

(翻訳ソフトを所々で使っているので、ちょっと読みにくい日本語になっているかと思います。すみません)

初心者用に書かれた『ニューエレメンタリースタディ』の冒頭文の解説に「現在のレスナーは、賛成できないテクニックもあるかもしれませんが・・・」と書かれています。

昨日の『Hints〜』と共通する部分もあります。

9番の「黒鍵は白鍵の上においてあるものを〜」というのは、初期の木琴は、現在のビブラフォンのように黒鍵と白鍵が水平に(=重ならない)ように鍵盤が置かれていた楽器も製造されていたから、だと思います。

大好きなフレーズ『Practice makes perfect』って、日本語にすると『習うより慣れろ』なんですね!?
英語の方がなんだか、直接的に心に響きます。

どのtipsも、ホントに基本的な物ばかり、だけど、長くやっている内に忘れてしまう大事な事ばかりだなあ、と思います。

マリンバのテクニックだと、『マレットを上げない』っていうのは、あまり当てはまらないように思いますが、シロフォンでは必須のテクニックです。
最初はとても難しく感じて、筋肉痛にもなりそうな演奏方法ですが、すごく、理にかなっているというか、上記のtipsからも理解出来るかと思います。



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Hints on Practical Study [Tech Info]


New Elementary Studies for Xylophone And Marimba

New Elementary Studies for Xylophone And Marimba

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: Meredith Music Pubns
  • 発売日: 2000/03
  • メディア: ペーパーバック



GHグリーンの教則本、
「New Elementary Studies(ニューエレメンタリースタディズ)」
の最初に書かれている、『練習の心得』です。
ちょっと面白いです[わーい(嬉しい顔)]

*  *  *  *  *  *  *

◆ 木琴とマリンバのための実用的な練習の心得 ◆

1.楽譜がキーボードより上のおよそ2インチであるように、楽器の前にまっすぐ譜面台を置いて、スタンドを調節します。

2.練習する時と演奏する時、常に立って演奏すること。座った姿勢で演奏しようとしないでください。

3.すべての演奏は手と手首でされなければなりません。音符をたたくとき、腕は上げません。ハンマーは手首によって完全に上げ下げされます。

4.常に手を低い状態に保ちます。音符をたたくとき、ハンマーをキーボードから2〜2分の1インチ以上、上げてはいけません。低い打撃は速度と正確さにとって必須です。

5.すべてのシャープとフラットはバーの最も端を打つこと。シャープとフラットでロールをする際は、左手はバーの中央、右手はバーの最も端を叩くこと。フレームに乗っている部分は叩かないこと。

6.どんな楽器でも早い進歩の秘訣は、ゆっくり慎重な練習を通じて得られます。練習する時、全ての音符は、正しく、正しいテンポで演奏されるべきです。ゆっくりと慎重な練習で、生徒はこれを達成することができます。常に、それぞれの拍子のカウントと音価が音符自体と同じくらい完全に重要なことを心に留めておきます。両方とも正しい表現形式のために、常に演奏されなければなりません。

7.出来る限り暗譜すること。良い暗譜と早い暗譜能力はどんな音楽家にも最高の価値があります。

8.視奏して演奏するときは、何が演奏されるのか完全に集中し、それから、各音符と音価が一目で把握できるくらい、十分にゆっくりと演奏します。テンポがとても遅いならば、これを達成できます。初見で演奏する能力がよくなって、それから速度は徐々に上げることが可能になります。

9.練習に専念する時間については自由選択です。1日2時間の練習は、当然、1日わずか1時間より良いです。1日3時間の練習はさらに良いです。しかし、毎日練習に割り当てる時間を決めて、厳しく、この原則で組み立てる日課を固守することが、望ましいです。1日当たり、2~3時間の練習はもしかすると、それぞれ20~30分に分けるほうが、やりやすいかもしれません。ある場合には、これは有利で間にリラックスすることができるかと思います。

10.最も練習に有効なマレットは、1インチのソフトラバーボールが付いている12~13インチの長さの柄がついた物です。演奏するとき、マレットはきつすぎないように握ります。力を抜き、適当にゆるいグリップを採用すること。マレットはボールから約7インチ離れたところを親指で握るべきです。

11.マレットは次のように握ります;親指と人差し指の第一関節でマレットを握ります。中指と薬指は、手のひらに指先がそっと触れるように同時に柄にかけるように持ちます。小指は自然なポジションにある状態なので使われないでしょう。演奏するとき、手の甲が、指は見えないように下にあるよう、殆ど水平になります。

12.楽器に近ずきすぎないこと。4〜5インチの隙間が身体とキーの端の間にあるように、立ってください。

◆1988年メレディス・ミュージック出版 発刊
(オリジナルは1925~1930年の間のどこかで発刊されたと思われます)
image.jpg

*  *  *  *  *  *  *

ラグタイムシロフォン講座でも、
テクニカル講習の時、最初にベッカー先生が説明してくれました。
面白いのは「立って演奏すること」のところ。
「あたりまえでしょ!」と思われそうですが、
その昔、シロフォンは共鳴管が付いていなく、
(今でもあるけど)卓上に置いて演奏されていたから
その名残のせいかな、と・・・。

YouTubeで、その昔のシロフォンの演奏方法を見ることが出来ます↓
Hölzernes G`lachter: Holz auf Stroh - Tiroler Abend DVD

私はドイツ語は読めないのですが、
多分、タイトルには『ストローフィドル』って書いてあるんじゃないかしら。
『ストローフィドル』は木琴の別名でした。
今も、ドイツに行けば、こういう木琴、
入手できるのかなあ・・・?
(誰か知っていたら教えて下さいm(__)m)
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Ragtime Institue 概要 [WS & Seminar]

2008年と2009年に参加した、ラグタイムシロフォン講座の概要です。
開催場所はデラウェア大学コミュニティスクールです。

Ragtime Institue 概要

日程:2009年7月27日〜8月1日
時間:毎日午前10時から午後6時まで
費用:$575(昼食は含まれます) 
*大学寮に宿泊可能(シングル$39,二人利用$29)
*朝食および夕食は、この地区に様々な飲食店があります。

コース説明:
コースの狙いは、20世紀の前半のクラシックソロ木琴レパートリー演奏に、概念的フレームワークを提供することです。
メインとなる主旨は、グリーン、ハーマン、等のパフォーマンスを通して、即興演奏へのアプローチの輪郭を明確にするだけでなく、一般的な表現様式のフィーリングとレパートリーの基本的知識、を向上させることです。
主な実技としては、2本マレットの技術的向上と、様々な即興演奏スタイルを利用して、標準的コード進行の上に、自然なバリエーションを作り上げる、機能的能力の開発です。
標準的な参照は、1920年代からのスタンダード・ポピュラーソングの選集だけでなく、ジョージH.グリーンとその時代に出版された作品とレッスン本や録音盤になります。
生徒が堪能な即興演奏者である必要はありませんが、しかし、彼らが十分に音楽理論の基礎を知っていることは必要です。
すべての参加者は、基本的なコードとすべてのキーのスケールをすでによく知っているように、期待されます。

参加資格があるかどうかは、デラウェア大学のH.Price教授に尋ねて下さい。

*  *  *  *  *  *  *

以上が、概要としてチラシに掲載されていること。
以下は、参加者へ配布される、参加前の準備等について↓

◆ What to Expect ◆

グループ・レッスンとlecture/listeningセッションが毎日あります。
その上、各学生はクィンテットに割り当てられ、そして、それは土曜日の夜コンサート(ベッカー氏と各学生の独奏による)のためにレパートリーを準備します。
これらのアンサンブルも、毎日リハーサルをします。
全員、週の間の一部の時間に個人レッスンを受けます。
十分な練習室、リハーサル・スペースと鍵盤楽器がすべての参加者のためにあります。
デラウェアの7月の天気は通常、暑く湿度が高いですが、空調設備が整った施設があります。

◆ 何を持ってくるべきで、そして、何を準備するべきか ◆

あなたにとって使いやすい木琴用マレットを数組、持ってきてください。
1つの一組はコンサートで独奏のために使うミディアムハードのゴムまたはプラスチックマレットであるべきです。
他の組は、グループと個々の練習で使うミディアムとミディアム・ソフト・ラバーマレットであるべきです。
また、ファイナルコンサートで各々の学生が割り当てられる、5,6曲のマリンバの伴奏で使用するためのマリンバ・マレットを持参して下さい。
我々は、適当にボイスアンサンブルパートも必要かも知れません。

G・ハミルトン・グリーンの以下の2冊の本を入手して、持ってきてください。
1)「New Series of Individual Instruction Courses for Xylophone and Marimba」(Modern Improvising and Application of Ideas to Melody)
2)「 Instruction Course for Xylophone」
両方ともメレディス・ミュージック出版から出版されて、スティーヴ・ワイスミュージック、又は他を通して手に入ります。
これらの2冊の本は、合わせて、我々がこのセミナーの間、パフォーマンス技術と表現様式の百科事典として利用します。
特に、前もって「1」のレッスン14と「2」のレッスン50に目を通しておいて下さい。

数百ページにわたる、歴史的および技術的のリソース文献の写しが入手できます。
その文献用に3ホールの大きなバインダーと、セッション中に筆記するノートを持参または、購入する準備をしてきて下さい。
また、ビンテージシロフォン演奏の録音物もコピーできるものがあります。

全ての参加者は、GHグリーン作曲の「ジョビアルジャスパー」を学んでくること(暗譜すること!)。(KPP出版のシロフォンソロパート、または、メレディス出版の「シロフォンラグ」に収録されています)
それに加え、各参加者は少なくとも、それ以外のグリーン作品1曲、または、ノベルティラグタイムスタイルのソロ演奏曲を準備してきて下さい(例えば、『トリプレッツ』「レインボーリップルズ」などのジャズクラシックシリーズから)。そして、グリーン又は、他の作曲家のもっとクラシカルスタイル(例えばグリーンのソロシリーズ「カプリース・バルサンテ」「ヴァルス・ブリランテ」「スパニッシュワルツ」などから)ソロ演奏曲を準備してきて下さい。
必ず、あなたがソロ演奏する曲のピアノ又はアンサンブルの伴奏譜を持ってきて下さい。

土曜日の夜のコンサートで演奏するので、あなたにとって心地よいコンサート衣装を持ってきてください。
でもタキシードやガウンなどフォーマルな装いは必要ありません。
もし、演奏の時、シャツとネクタイを着たかったらそれはよしとします。または、シンプルなパンツと良いシャツやセーターでも同じように適切です。
もし何か質問があったらボブ・ベッカー氏へ直接気軽にコンタクトして下さい。

*  *  *  *  *  *  *

当然ながら、講習は全て英語で行われました。
でも、実技練習などがあって、音楽に関することなので、その部分は、多少英語が苦手でも大丈夫かも。

個人的には、火曜日から金曜日の午前中に行われた、楽器や歴史についての講義が、特に興味深かったので、それが理解出来たら、この講習はすごく意義がある物になると思います。

来年(2010年)が記念すべき10年目になるので、もしかすると何かもっと特別な講義があるかも知れませんが、今年まではほぼ同じ内容で行われてきたそうです。

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メレディス・ミュージック出版の木琴関連本 [Books]


George Hamilton Green's New Series of Individual Instruction Courses for Xylophone and Marimba

George Hamilton Green's New Series of Individual Instruction Courses for Xylophone and Marimba

  • 作者: George Green
  • 出版社/メーカー: Meredith Music Pubns
  • 発売日: 1993/03
  • メディア: ペーパーバック



ラグタイムシロフォン演奏の基本練習用教則本。
ラグタイム演奏方法における、即興演奏(インプロ)の
様々なアイデアが詰まっている教則本です。


Xylophone Rags of George Hamilton Green

Xylophone Rags of George Hamilton Green

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: Hal Leonard Corp
  • 発売日: 2000/03
  • メディア: ペーパーバック



GHG作曲のラグタイム曲が、ピアノ伴奏譜と一緒に入っています。
収録曲は、
*Chromatic Fox Trot(クロマティック・フォックストロット)
*Cross Corners(クロスコーナーズ・ジャズフォックストロット)
*Log Cabin Blues(ログキャビンブルース・ブルーフォックストロット)
*The Ragtime Robin(ラグタイムロビン・ジャズフォックストロット)
*Rainbow Ripples(レインボーリップルズ・ジャズフォックストロット)
*Triplets(トリプレッツ・ジャズフォックストロット)
*The Wistler(ウィスラー・ジャズフォックストロット)
*Jovial Jasper(ジョビアルジャスパー・スロードラッグ)

(個人的にいうと、私が大学生の頃、初めてのギャラで買った
思い出深いラグタイム作品集です(^_^;)


New Elementary Studies for Xylophone And Marimba

New Elementary Studies for Xylophone And Marimba

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: Meredith Music Pubns
  • 発売日: 2000/03
  • メディア: ペーパーバック



鍵盤打楽器(シロフォン&マリンバ)初心者用に書かれた教則本。



Valse Brillante: Xylophone Solo With Piano

Valse Brillante: Xylophone Solo With Piano

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: Meredith Music Pubns
  • 発売日: 2000/03
  • メディア: ペーパーバック



GHG作曲の「Valse Brillante(ヴァルス・ブリランテ)」を
ボブ・ベッカー氏が編集し、カデンツァを書き加えている曲譜。
ソロシロフォンとピアノ伴奏譜。

もう一冊、
Instruction Course for Xylophoneがあります。
こちらは、輸入になりますが、SheetMusic plusで取り扱っています。
(アマゾンでも、以前は検索できたのですが、最近は出てきません)
これが一番お奨め[ひらめき]

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